僕は今、いろんな飲食店さんに対して、ソーシャルメディアの活用方法をアドバイスさせていただいてます。
立ち位置的には外から「わーわー」言う人です。もしかしたら担当の人によっては「細かくてうるさいな〜」とか「実際やってみろよ」とか「現場は大変なんだよ」とか思われているかもしれません。もちろんそれを覚悟で関わらせていただいてます。
でもね、現場を知らない外部の人から言われたらやっぱりちょっとイラッとしてもおかしくないと思います。僕だってきっと逆の立場なら「お前がやってみろよ」なんて思うかもしれません。
ただし、飲食という現場を経験したことがない人だったらです。
僕は実際に飲食の現場で店長を務め、通常の業務をしながらブログを更新し、それを通してお客様のコミュニティをつくりあげ、閉店時に100人以上のお客様が集まってくれるお店にした実積があります。
僕はこの実積があるから自信を持って伝えることが出来ます。僕は決して現場を知らない知識だけのすかした野郎ではありません。そんじょそこらのソーシャルメディアコンサルタントといっしょにしないでほしいです。
現場の大変さや、接客の大切さ、仕込みなどの苦労なども知っています。それを踏まえた上でアドバイスをさせていただいています。もしこれまでこのブログを見て、「工藤さんの言うことは分かるけど、現場はそうはいかないんだよ」ナナメ上から見ていた飲食関係の方は、もうちょっとだけ僕の話に耳を傾けてください。
そんな僕は当時ブログを更新していました。ブログも立派なソーシャルメディアです。今日はブログを書いていてよかった4つのポイントをお伝えします。
1.お客様の記憶に残せる(自分の記憶に残せる)
実際に来店されたお客様に会員登録をしてもらうことでブログを更新すると、ダイレクトでお客様のケータイにお知らせが届くシステムを導入していました。なので店頭で会員登録を率先して促していました。ブログを更新すれば、通知が届きます。「あ、あのお店の人のブログの通知だ!」といったんお店を離れたお客様にも、訴求することができて覚えてもらえます。さらにブログはコメント昨日があるため、双方向のコミュニケーションツールです。コメントがつけば、コメントをしてくれた人を覚えられ次回来店時にスムーズにコミュニケーションがとれます。
2.反応が見られる
ブログにはアクセス解析機能がついています。更新した直後からどれだけのその記事が見られているのかがチェックすることができてるので更新して終わりではなく、その後に反応を数字として見ることが出来ます。これはモチベーションを維持する上でも非常に効果的なポイントでした。さらにコメントという形でお客様の直な反応を見ることができるのもメリットです。Facebookにもインサイトという数字を見る機能がついています。
3.お店の外でもコミュニケーションが計れる
1と通じるところもありますが、通常お客様がお店の外に出たらそのあとはつながることはできません。次の来店をじっくり待つか、街でバッタリ会うなんていう奇跡が起こる程度しか機会はありません。それがブログやソーシャルメディアを使っていれば、ツールを通じて常につながった状態を保てます。Facebookだと投稿に対して「いいね」などの反応をもらえますよね。接触頻度が高ければ親近感をもってもらいやすく、それが来店頻度のアップの可能性にもつながります。
4.キャンペーン時の反応が出やすい
店舗内で企画イベントをすることがありますよね。「秋のヴォジョレーフェア」や「冬の海鮮祭り」とか。日々の投稿をしっかりしていて、コミュニケーションが出来ていれば、そういったキャンペーンイベントを告知すると、思いがけない反応をもらえたりします。
僕が実際に行なったのはエイプリルフールにかけた企画です。注文時に「店長のうそつき」と言ってくれたら全品90%OFF(ウソ)という企画をブログで更新したところ30人のお客様が来店してくれました。当時の会員は300人ぐらいなので、全体の10%が来店してくれたことになります。これはかなり高い数字です。同じような企画をTwitterやFacebookで行なうことももちろん可能です。
いかがでしたでしょうか?
僕が実際に店頭に入りながらブログを毎日更新していて、やっていてよかったと思った4つのポイントでした。僕は当時ブログを使っていましたが、今のFacebookやTwitterなどさらに近い距離感を演出できるツールがあります。
僕の実体験ですので間違いありません。日々の積み重ねは必ず自分の財産になって返ってきます。
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